監督の部屋 2010年(平成22年)


2010/11

■小連関東大会(山梨県)を振り返って

 夏の全国出場などを経験し、更なる練習などにより技術力に磨きがかかり、関東県予選は比較的楽に通過できた。
しかしその頃の子供達の体はただ突っ走って来て、心ともどもボロボロ状態だった。
確かに目標に向かってのバレーづけの毎日が続いていた。
練習好きな子供達だが、「そこにやらない自分がいる」ことを指導者として早いうちに察知できたことが勝因となった。
大会前に休息をとらせたり、お楽しみ会を入れたりと子供に充電時間を与えたことがベスト8となる元となった。
 

2010/10/24

■関東大会千葉県大会 選手宣誓
  千葉中央 主将 阿部桃花
 
宣誓、
私たち選手一同は、この地、南房総ふれあいセンターの決勝トーナメントに進出できたことに感謝、意識し、参加チームとの交流を深めながら、関東大会出場を目標に一生懸命戦うことを誓います。
 

2010/08

■第1回障害者、小学生ソフトバレーボール大会
 
『開催とお礼』

 障害者と少年少女がバレーボール競技を通じて交流し、少年期から障害者への理解を促すこと、又、子供達が日頃各チームで学 んでいる大会運営、審判、規律などを自らの手で自発的にやり、親善に役立てることを目的として初の試みですがポートアリーナを借用して開催いたしました。
 8月20日猛暑のなか、障害者千葉国体県代表2チーム他3チームと、小学生全国大会出場2チーム(A,B)、合計9チームで楽しい雰囲気の中盛大におこなうことができました。
 お陰様でトラブルもなく無事大会を終わらせることができましたことに感謝しております。
初めて経験する、小学生が運営する障害者の方との親交を深めるバレーボール大会。
子供達は最初は不安がいっぱいあり、しかもいつもの球と違い、手間取った感じでしたが、やはり全国に出場したチームだけあり、慣れは早く、障害者の方々と試合ができるようになったようです。
 本 大会の主旨でありました、小学生に障害者の方々が力を合わせチームワーク良く、お互い信頼感を確かめ合いながら試合をする勇姿に直面させることが目標であ りましたが、子供達は試合の中では、競争しあう選手間の凄まじさ、そして終わってからお互い慰めあう心の優しさを知ったようであり、今大会の目的は達成で きたようです。又、障害者の方々にとっては、小学生などとは思わず、相手にしていただき、本当にありがとうございました。
 最後に開催にご協力いただきました、千葉県精神障害者福祉センター様、場所を提供していただきました、(財)千葉スポーツ振興財団様には心より感謝申し上げます、ありがとうございました。
 来年も是非開催したいと思っております、よろしくお願い申し上げます。

2010/08

■第30回全日本バレーボール小学生大会

 

千葉中央ジュニアクラブ 監督 高橋 信志

 

 拝啓、皆々様には益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。
 平素より我が部に格別のご支援とご協力を賜わり感謝申し上げます。大変遅くなりましたが、出場の御報告をさせていただきます。
 さ て、チームは大会前に、森田千葉県知事、熊谷千葉市長、志村千葉市教育長、読売新聞社をはじめ、壮行会御出席者、バレーボール関係者からたくさんの激励を 受けベスト4入りを目標に東京体育館入りをいたしました。初出場にもかかわらず、第一日目の開会式では12名が千葉県代表として千葉国体の小旗を手で振り 堂々と場内行進を行い、立派な勇姿に感動させられました。
 クラブ代表として、今までの厳しかったこと辛かったことがいっぺんにこみあげて参り、本当に多くの方々に支えられここまで来たという感謝の気持ちでいっぱいとなりました。
試合の方は、予選第1、2日とも1勝1敗で、いずれもコート決勝まで進めず気を抜いたミスが点に絡み悪いリズムを最後まで修正できず、皆々様のご期待に応えることなく暑い夏は終わりとなってしまいました。
 指導者、保護者、子供達は悔しさを背負い千葉に帰って参りましたが、この全国大会での教訓は必ず今後の活動に生かしていくつもりでございます。どうか、皆様にも我が部に引き続きご理解とご支援を賜わりますようお願い申し上げますとともに、この全国出場前に各位様からお受けいたしましたお言葉、御支援品などに対して深く感謝しお礼のご挨拶とさせていただきます。

 


2010/08

■全国大会出場を振り返って
 
千葉中央ジュニアクラブ 監督 高橋 信志
『全国大会は確かに人間を作っている「努力の大切さを教わった」大会だった。』

 今年は猛暑日そして熱帯夜の記録更新中である。
初陣、2勝2敗の成績で決勝トーナメント進出を果たせずに終った。
「全国のレベルを肌で実感できたし、次も挑戦して良い成績を残したい。」と再起を誓って千葉に戻った。
 決勝戦チームの子供の体験や考えに触れ、得た最大の収穫は、同じ子供なんだと悟らされたこと、頂点になるまでに厳しかった練習、幾多の問題の壁にぶつかり、 どのチームも経験する難問との闘い、それを打破して見事到達させる努力があったことがわかれば、自チームにも困難を乗り越える力が見つけられること。次に 努力の大切さを感じた。
 優勝した瞬間、子供達は派手なパフォーマンスもなく冷静で即現実に戻り、栄誉にとどまることなく新たな挑戦、努力を続ける学びの姿勢がうかがえ、なんと素晴らしいチームと出会え勉強させられた最終日となった。
 選手村(新宿ワシントンホテル)では、毎日反省日記を作成義務付された。これは、まさしく大会の掲げる教育効果を狙った活動の一つであった。子供達は全国挑戦、強い心、集中心、困難を乗り越える、勉学、人間社会などを体験することにより大きく成長している。そして、選手村では多くの選手と指導者と接することができた。皆この体験を楽しんでいることに感心させられた。指導者は特にここまでチームを導いた過程に自信を持っていた。
 村へは親の同伴は厳禁のため普段通り両親に代わり人間性を導く監督、子供の故障、チームの敗退をどうとらえるかを助言したり、子と同じ目線で人生の勉学の励み方を教える熱き指導者(コーチ)達でいっぱい溢れていた。
 以上のように、全国大会はバレーボールの素晴らしさを通じ、子供達への大切な教育の場のひとつであることを強く感じ大きな意義があった。そんな意義をもっと行政とか企業や関係者などが理解を深めてくれることを願い、次の大会に挑戦していきたい。

森田県知事に宣誓ををする千葉中央主将阿部桃花
森田県知事に宣誓ををする千葉中央主将阿部桃花

2010/08/08

■全国大会出場に対しての決意
 
 私達、チームは6月27日に行われた全国大会、千葉県予選(約80チーム)に千葉市代表として出場。10年前から培われてきた先輩達の力と周囲からの期待により見事初優勝することができました。
 この優勝はもちろん私達だけで手にしたものではなく、OBの方々の力、活動しやすい環境をつくってくださった保護者の方々、そしてここまで育てていただいた指導者、すべてのお陰であり感謝しています。
 今、チームは強化合宿などを行って絶好調です。大会ではベスト4を目指し一戦一戦全力を出して、怪我などせず頑張りたいです。その他に忘れてはいけないことは、他県のチームとの交流をはかることです。
 初出場など意識せず最終まで堂々と戦って参ります。
 本日は私達のためにお時間をいただきありがとうございました。
 

2010/07/06

■全国大会に向けて
 
『実力は接近』
 
 我が部が初優勝できたのは、発足当時からの全ての積み重ねの結果だ。
攻撃面ではひるまずに攻めて相手のミスを多くさそったし、守備面でも4・5年生が終始チャレンジし体を張ってプレーした。チームとして一球のコンビプレーも何人もが絡んで連動性を生み出し、守備面も全員が絡んでライン取りを見せてくれた。決勝戦の高いレベルの中であれだけのことが発揮できたこと、意義は大きかった。
チームは確かに向上してはいるが、しかし、全国に追いついたという過言は禁物である。一つひとつの精度に欠け正確性は不足している。チャンスボールを確実につなげ激しい競合いの中でしっかりパス・トスが出来、攻撃が出来るかというと、まだまだだ。全国チーム(強豪)と差があることを認識しなくてはならない。
 大会まで約1ヶ月、強化日程をしっかり組立て、カレンダーを塗りつぶしまっ黒になるまでチェックして望んでいきたい。チームの水準を下げない為にも県大会で成し遂げたプレーをその水準と集中力のまま練習を続け、より高いレベルで切磋琢磨の場がもてるかにかかっている。

2010/07/06

■全日本千葉県大会を振り返って
 
『大会前の準備が結果を左右』
 千葉県の実力差は縮まり小学生バレーボール自体が進歩しているのは間違いない。
どのチームも個々の選手が果たすべき「要求」のレベルが高くなって来ている。特に速攻を使うチームが増えその速攻を防ぐ前衛からの守備はかなり重要な要素であり、ハードワーク等に耐えられないチームは自然に淘汰された。
 ベスト4チームをながめると強烈な個の輝きを放つ選手が多く存在するチームほど活躍が目立った。又、精神面の強さも要求された激しい競合いのなかで自分自身をコントロールできないと生き延びられないことを強く感じた。この自己抑制ができないと負けてしまう。
 準決、決勝には、強い闘争心と冷静さが選手のなかには同居しタフさが高いレベルで要求されるようになる。同時に高い「要求」はチームにも課せられた。幸い我がチームは、(1)選手の休息、(2)精神面のトレーニング、(3)遠征試合で戦術の向上、(4)環境面の充実、などが手順どおり入念に踏め、その結果が頂点となり最高な勲章を得たこと、偶然にしても意義は大きかった。